国立感染症研究所からIAVIに専門家を派遣し、ワクチンの研究・開発に関する人材育成プログラムを開始
2025/4/28
国立感染症研究所(現、国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所)とIAVIは2023年10月に感染症に対するワクチンの研究開発における連携強化のための覚書を締結しています。この覚書に基づき、研究企画調整センターの船木孝則室長が、両組織間で知識の共有と科学者の交流の機会を提供することを目的に創設された共同の人材育成プログラムに初めて参加いたしました。
本プログラムでは、2025年2月24日から3月6日まで、米国のIAVI本部、最近移転したDDL(Vaccine Design and Development Laboratory)にさらには南アフリカ共和国ケープタウンにあるIAVIの南アフリカオフィスと臨床研究センターを複数訪問し、専門家と様々な意見交換を行いました。本プログラムを通して得た知識、広がったネットワークは双方にとって歓迎されるものであり、今後、両組織のさらなる関係強化に加え、本人材育成プログラムの拡大が期待されています。
[参加した船木孝則第一室長のコメント]
本プログラムを通じて、IAVIの創薬、規制、製造、臨床試験に関する専門的知識とノウハウが提供され、それらはJIHSが目指す一気通貫のワクチン研究・開発にとっても非常に有意義な内容であったと感じています。今回得た経験をもとに、本プログラムの発展とさらなるワクチン、医薬品の研究・開発の促進に微力ながら寄与したいと考えています。