細菌第一部-第六室

細菌第一部-第六室

令和6年7月8日

細菌第一部 第六室

 
 

第六室は、口腔細菌の病原性機構の研究、口腔細菌感染症の診断・制御法の開発を行っています。主に、歯周病原細菌を研究対象とした基礎研究と、歯周病予防・治療薬の開発に向けた臨床研究に取り組んでいます。

また、細菌が放出する膜小胞の生物学を理解するための基盤的研究、膜小胞の特長を活かした新しいワクチン法の開発を行っています。  

メンバー

  • 室長 中尾龍馬
  • 主任研究官 山口雄大
  • 主任研究官 安部公博 (治療薬・ワクチン開発研究センター・併任)

 

研究テーマ

  1. 口腔細菌の病原機構の解明、検査技術と治療薬の開発
  • Porphyromonas gingivalis の遺伝子工学ツールの開発
  • P. gingivalis のバイオフィルム形成に関する研究
  • P. gingivalis を制御しうる食品及び食品由来化合物の探索
  1. 膜小胞の生物学と病原性の理解
  • P.  gingivalis、大腸菌等の膜小胞の構造、構成、産生機構、免疫学的機能に関する研究
  • P.  gingivalis の膜小胞に内包される small RNA の解析
  • 歯周病に起因する非感染性全身疾患 (心疾患、がんなど) の発症において膜小胞が果たす役割の解析
  • 大腸菌の膜小胞を介した毒素分泌における LPS の役割の解析
  1. 膜小胞ワクチンの開発
  • 膜小胞の増産技術の開発
  • 膜小胞の改変技術の開発
  • 歯周病に対する経鼻粘膜ワクチンの研究開発
  • Bacillus 属細菌由来膜小胞を用いた安全なワクチン開発
  • プロバイオティクス大腸菌由来膜小胞ワクチンの開発

LINK

Department of Bacteriology I, NIID