バイオインフォマティクス・オミクス研究部

バイオインフォマティクス・オミクス研究部

バイオインフォマティクス・オミクス研究部は、バイオインフォマティクス及びオミクスを利用した病原体及び感染症に関する調査、研究及び開発(これらに関するレファレンス業務を含む。)並びに講習を行う。最先端のバイオインフォマティクスとオミクスデータ解析技術、そして実験的手法を高度に融合させ、病原体と宿主間の複雑な相互作用や病原性発現のメカニズム解明に取り組む。これらの研究を通じて、新しい治療・予防法の開発に貢献する。

第一室(オミクス室)

マルチオミクス技術を用いて、病原体と宿主間の相互作用を解析し、病原体の細胞への侵入や複製、病原性発現機構の解明や創薬開発を行う。

第二室(分子進化バイオインフォマティクス室)

バイオインフォマティクスを用いた病原体の分子疫学解析により国内外における感染症の流行動態や地域性・抗原性の変異を解析し、遺伝子の分子進化学的研究やタンパク質の立体構造予測により病原体の進化過程や遺伝的特徴を解明する研究を行う。

第三室(構造バイオインフォマティクス室)

計算科学と情報科学の諸技術を用いて感染症に関わる多様な生物学データの統合と解析を行う。特に、病原体分子の構造・機能・進化の情報を収集し、病原体のリスク評価や創薬シード探索などの病原体制御研究を推進する。