病原体ゲノム解析研究センター
病原体ゲノム解析研究センター
2026年4月27日
病原体ゲノム解析研究センター
Pathogen Genomics Center
病原体ゲノム解析研究センターでは、感染症に関連するヒトの遺伝子や病原微生物の遺伝子情報を解析・収集し、その成果を社会に還元するとともに、さまざまな調査・研究を行っています。主な研究対象は、ヒトパピローマウイルスと臨床メタゲノム情報です。ヒトパピローマウイルスについては、病原性に関する基礎研究や実験室診断法の開発に加え、感染を予防するワクチンの国家検定や開発研究に取り組んでいます。また、臨床メタゲノム分野では、感染症患者の検体に含まれる遺伝子情報や、分離培養微生物の全ゲノム情報を活用し、より正確で迅速な病原体診断や、病態解明をめざす研究を進めています。さらに、微生物ゲノム解析に役立つバイオインフォマティクスツールの開発・公開や、分子疫学解析による公衆衛生対策の基盤構築の研究を推進しています。
SARS-CoV-2の世界的な大流行(パンデミック)に際しては、ウイルス全ゲノム解析の実施を目的とした検体処理法の標準化からシークエンス手法、データ解析手法、さらには解析プラットフォーム(COG-JPシステム)の開発・公開までを一貫して取り組みました。これにより、ゲノムサーベイランスを基盤とした公衆衛生対策に貢献しました。現在は、将来の新たな病原体による公衆衛生上の危機に備え、ゲノム解析基盤のさらなる高度化に向けた研究開発を継続しています。
第一室 (感染症関連遺伝子解析室)
ヒトパピローマウイルスに関する研究
第二室 (病原性微生物遺伝子解析室)
臨床メタゲノム情報、病原体全ゲノム解析を応用した研究


