日本におけるRSV乳児入院予防のための季節性免疫と通年免疫の潜在的効果の比較:数理モデル研究

日本におけるRSV乳児入院予防のための季節性免疫と通年免疫の潜在的効果の比較:数理モデル研究

2026年8月31日

Comparing the potential impacts of seasonal immunisation against year-round immunisation to prevent RSV infant hospitalisations in Japan: A modelling study

Monoi A, Endo A, Kriznar M, Suzuki M, Flasche S

Vaccine. 2026 Aug 26;91:129079. doi: 10.1016/j.vaccine.2026.129079. Epub ahead of print. PMID: 42648051.

RSウイルス(RSV)感染症は、乳幼児が感染すると重症化する危険性があります。その予防のため、妊婦投与ワクチンが2026年4月から定期接種化され、また乳児への抗体製剤の使用に関して議論が進められています。予防効果を最大化するため、流行期に合わせた投与が行われることがありますが、近年の日本ではRSVの流行時期の変動が大きく、その予測は時に困難でした。本研究では、数理モデルを用いて通年投与と季節投与の効果を推定しました。いずれも乳児のRSV入院を大幅に減らすと推定されました。季節投与は、投与時期を将来の流行時期に合わせられた場合(2024年を例とした解析)、通年投与より約1.1~1.2倍多くの入院を予防できる一方、その効果はあらかじめ決めた投与時期が実際の流行時期にどの程度正確に合っているかなどの要因に左右されると推定されました。


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